第1話『未来への歌』

PART 3

68 セリフ5 人物
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    梢と綴理、慈がいる。

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    花帆が梢に気まずそうな顔をしている場面からスタート。

  3. コメント

    梢はちょっと悩んだ顔だが、花帆を責めている風ではない。

  4. それで……なんて言われたの?

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    花帆は『あれはまずかったかな~……』とひとり反省している。

  6. 花帆

    か、考えてみますって言われて……。
    そのまま、解散に……。

  7. ……急にそんな風に声をかけられたら、さぞびっくりしたでしょうね。

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    頭を抱える花帆。

  9. 花帆

    うう。

  10. コメント

    慈も綴理もお風呂上がり。横からはやし立ててくる。

  11. いやー、大胆だねー、花帆ちゃん。
    それって一目惚れってやつー?

  12. 花帆

    わかんないですけど……なんか、すごくビビっときたんですよぉ!
    あたし、この子とスクールアイドルやりたーい! って!

  13. コメント

    花帆と同じことをした綴理は、花帆の気持ちがメチャわかる。

  14. 綴理

    わかる。

  15. ……そういえばそうだったわね、あなたとさやかさんも。
    でも、普通はだめなのよ。 普通はもう少し手順を踏むの。

  16. コメント

    無責任な慈の言葉に、梢も淡々と言い返す。

  17. 梢はお堅いなぁ~。
    いいじゃん、もっとノリで生きてみれば~?

  18. その結果がギリギリでの進級というのなら、私はお堅くて結構。

  19. ギリギリかどうかはわかんなくない!?

  20. 綴理

    進級できてよかったね、めぐ。
    ボクもめぐと進級できて嬉しい。

  21. 急に普通のこと言うなー!
    綴理も大概だからね!?

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    綴理と慈が低レベルな争いをしている横で、花帆が梢に元気よく手を挙げる。

  23. 花帆

    それで、センパイ!
    入部希望の吟子ちゃんのことなんですけど! どうですか!?

  24. コメント

    梢、少し思案顔。

  25. ええ。 初日から門戸を叩いてくれるなんて、嬉しいし、大歓迎よ。
    入部してもらうことには、もちろん異存ないわ。

  26. 望めば誰でもなれるのが、スクールアイドルなんだから。

  27. 花帆

    やったー! それじゃあ!

  28. ただし。

  29. スリーズブーケに入るかは、まだ検討の余地があるわね。

  30. 花帆

    ええー!?

  31. コメント

    悲鳴を上げるも、梢はしっかりと花帆に告げる。

  32. その子がどんなスクールアイドルになりたいかを決めるのは、
    私たちではないでしょう?

  33. 花帆

    そ、それは……。

  34. スリーズブーケ、DOLLCHESTRA、みらくらぱーく!、

  35. 蓮ノ空には3つのユニットがあり、
    ユニットごとに活動内容も、音楽性も違う。

  36. 話を聞いていると、
    その子は明確な目的意識をもって蓮ノ空に来てくれたみたいだし。

  37. だったら、私たちがするべきなのは、まずはヒアリングじゃないかしら?

  38. コメント

    理路整然と語る梢に、感動する花帆。

  39. 花帆

    さ……さすが梢センパイ……。
    三年生になって、ますますかっこよく……!

  40. そ、そうかしら?

  41. 花帆

    わかりました、梢センパイ!
    あたし、吟子ちゃんにいろいろ聞いてみます!

  42. 花帆

    それでいて、スリーズブーケのいいところをいーっぱい紹介して、
    吟子ちゃんがスリーズブーケに入りたーい!

  43. 花帆

    って思ってくれるようにがんばります!
    それならいいですよね!

  44. それは。

  45. 綴理

    こずがやったのと同じだね。

  46. コメント

    横からの声に、眉を寄せる梢。

  47. む……。

  48. なるほど。 無垢でいたいけな一年生を、言葉巧みに誘導したんだね。

  49. コメント

    もちろん梢にそんなつもりはないが、やっていることはまさしくそうなので、反論ができない梢。

  50. 人聞きが悪いでしょう!

  51. コホン……。 まあ、そうね……。
    でも、あんまり強引にしてはだめよ、花帆。

  52. 花帆

    はい! 梢センパイをお手本に、あたしがんばります!

  53. 綴理

    がんばれがんばれー。

  54. そーだそーだ。
    花帆ちゃんだってもう二年生なんだからねー。

  55. ……それは、確かにそうだけれど。

  56. コメント

    花帆がグッと拳を握って宣言する。

  57. 花帆

    見ててください、梢センパイ!
    新入生獲得大作戦です!

  58. コメント

    屋上にて、花帆、梢、吟子が集合。

  59. コメント

    それぞれ練習着。吟子、初めての練習のイメージ。

  60. コメント

    梢を大げさに紹介する花帆。

  61. 花帆

    じゃーん! このすっごい美人の三年生が、乙宗 梢センパイ!
    あたしと一緒に、スリーズブーケっていうユニットをやっているんだ!

  62. 花帆

    文武両道! 容姿端麗! なんでもできちゃうんだよ!

  63. コメント

    吟子も梢の前だと、緊張している様子。

  64. 吟子

    は、初めまして! 蓮ノ空女学院一年生、百生 吟子です!
    どうぞ、よろしくお願いします!

  65. コメント

    にっこりと微笑む梢。

  66. ……少し、花帆が大げさに紹介してくれたけれど。
    乙宗 梢よ。 よろしくね、吟子さん。

  67. コメント

    花帆が吟子にささやく。

  68. 花帆

    ……どう? 梢センパイと一緒なんだよ?
    吟子ちゃんもスリーズブーケに入りたくなってきたでしょ?

  69. 花帆

    よし、スリーズブーケに決めちゃお!

  70. 吟子

    えっと……。

  71. コメント

    笑顔のまま花帆を注意する梢。

  72. 花帆さん。

  73. 花帆

    あっ、いえ、なんでもないです!

  74. コメント

    梢はまったくもう、という顔で。

  75. それじゃあ、吟子さんの基礎練習についてだけれど。
    当面の指導は、花帆にお願いするわね。

  76. 花帆

    えっ? あっ、はい!
    わかりました!

  77. コメント

    花帆に名誉を挽回するチャンスを与える梢。そのモチベをあげるために、励ます。

  78. 二年生らしいところを見せてあげてちょうだい。 ね?

  79. コメント

    花帆、嬉しそうに吟子の手を引く。

  80. 花帆

    ~~っ、はい!
    いこっ、吟子ちゃん!

  81. 吟子

    は、はい。

  82. コメント

    ここから花帆のうまくいかない空回りパート。場所は変わらず。

  83. コメント

    梢の真似をして、吟子に基礎練を教える。

  84. 花帆

    それじゃあ、まずは基礎練習だよ、吟子ちゃん!

  85. 花帆

    最初から楽しい応用編をやりたいのはわかるけど、
    なんでも大事なのは基礎なんだからね!

  86. 吟子

    いえ、基礎の大切さは、わかってますけど……。

  87. 花帆

    あ、そ、そう? そうだよね。
    じゃあね、最初は柔軟から!

  88. 吟子

    はい。

  89. コメント

    柔軟を始める花帆と吟子。花帆はチラチラと吟子の様子を窺う。

  90. コメント

    ついつい梢の真似をして話す花帆。

  91. 花帆

    ……。 どう? 地味で大変でしょ。
    でもね、この積み重ねが明日の筋肉を作るのよ!

  92. コメント

    生返事を返す吟子。花帆はひとり空回り。

  93. 吟子

    はあ。

  94. 花帆

    そ、そうだ、吟子さん!
    あたくしね、今度こそちゃんと紅茶をいれてきたの!

  95. 花帆

    ほら、水筒! ね、喉渇いてないかしら!?

  96. 吟子

    えと……まだ、大丈夫ですけど……?

  97. 花帆

    え? あ、そう!?

  98. ……。