第5話『眠れる海のお姫様!』
ED
全員 | おつかれさまでしたー! |
花帆 | ん~! サマーライブ、楽しかったぁ~! |
瑠璃乃 | 今年の夏も、やり切りましたなぁ~! |
泉 | みんな、ちょっといいかな。 |
さやか | 泉さん? |
姫芽 | なになに~? いずみんがこういうときに切り出すのって、なんか珍しいね~。 |
泉 | まあ、そうだね。 |
泉 | ちょっとした、心情の変化ってやつがあってね。 聞いてほしいことがあるんだ。 |
吟子 | 聞いてほしいこと……? |
小鈴 | うん! 徒町聞くよ! |
泉 | 今まで私は、スクールアイドルを好きになれたらいいな、と思っていた。 |
泉 | それなりに行動していたつもりだったけれど、 心のどこかでは諦めてもいたんだ。 |
泉 | 私がなにかを好きになるのは無理だろう、って。 |
花帆 | えっ!? |
泉 | ふふ。 本当に失礼な後輩だろう? |
泉 | でもね、今は本当に、 スクールアイドルを好きになりたいと思えるようになったんだ。 |
瑠璃乃 | おお~! |
泉 | だから、なんというか。 改めて、ひとりひとりにね。 |
泉 | 花帆先輩。 きっかけはあなただった。 あなたに惹かれて、私は蓮ノ空にやってきたんだ。 |
泉 | ここは本当に、いい環境だね。 あなたの大きな夢を、私もぜひともお手伝いさせてほしい。 |
泉 | さやか先輩。 昔からフィギュアを続けてきたあなたにとって、 スクールアイドルは二足の草鞋を履くに足る魅力があるんだろう。 |
泉 | あなたを通じて、私もその魅力を感じられたらと思う。 |
泉 | 瑠璃乃先輩。 勝敗をつけない、競技ではないスクールアイドルの良さも、 ようやく少しずつわかってきた。 |
泉 | これからも視野の広いあなたの思いやりを、 勉強させてほしいな。 |
泉 | 吟子さん。 あなたにとってここは、想いを伝える場なんだろうね。 |
泉 | 私もあなたを見習って、もっと自分の心の声にワガママに…… 素直になりたいと、思ったよ。 |
泉 | 小鈴さん。 常に挑戦を続けるあなたのことが、心から羨ましい。 けど、卑屈に羨むことは、もうやめるよ。 |
泉 | 今度、あなたのチャレンジに、私も混ぜてほしいんだ。 |
泉 | 姫芽ちゃん。 あなたと一緒に立つステージは、正直、楽しい。 これからも私を脅かしてくれ。 |
泉 | 切磋琢磨してくれる友達がいるのは、本当に、 幸運なことだと思うから。 |
泉 | そして、セラス。 これからもよろしく頼む。 |
セラス | う、うん。 |
泉 | 本当に、ありがとう。 |
泉 | あなたたちは、私の光だから。 |
セラス | 待てーっ!! |
泉 | セラス? |
セラス | それ! わたしに言ったやつ! それ! わたしに! |
泉 | あの場にはセラスしかいなかったからね。 |
セラス | 多すぎるでしょ! 光が! |
泉 | 私がスクールアイドルを好きになるのがあなたの目的なら、 そのための手段は多ければ多い方がいいだろう? |
セラス | ~~~っ! |
セラス | わたしが! 泉を! わたしの手で! 好きにさせたいの!! |
さやか | なんというか、四番目のユニットも。 |
瑠璃乃 | もうすっかり、お馴染みって感じだね。 |
さやか | ですね。 |
セラス | この、この~~~~! |
セラス | 桂城 泉~~~~~~~~っ! |